
ホームページ制作の費用相場|千葉の見積例
千葉でホームページ制作を検討している方から最初にいただく質問は、ほぼ例外なく「いくらかかりますか」です。この記事では、その答えを単なる金額の一覧ではなく「何によって金額が決まるのか」という視点から説明します。私(アンドクリエイト代表 秋元 英輔)が実際にお出しした見積を 1 件、項目と金額をそのまま載せたうえで、金額が上下する要因を 2 つの軸に整理します。読み終えたときに、ご自身の案件がどのくらいの規模になりそうか、見積書のどこを見ればよいかが分かる状態を目指します。
先に結論: 費用は「工数」で決まり、工数は 2 つの要因で決まる
ホームページ制作の費用は、制作会社が「どれだけの作業時間をかけるか」で決まります。ページ数が多ければ設計と原稿の作業が増え、機能が多ければ実装の作業が増えます。逆に、原稿や写真が揃っていれば、その分の制作作業が省けます。
当社では、この「工数が増える要素があるかどうか」を次の 2 つの軸で見ています。
- 準備の有無 — 原稿・写真・ロゴなどの素材が揃っているか
- 開発量 — ページ数と、フォームや予約などの機能の量
「単価がいくらか」ではなく「何が揃っていて、何を作るか」で金額が決まると覚えておくと、どの制作会社の見積を見るときにも役立ちます。当社が単価表をサイトに載せていないのも、単価だけを見て「サイトには○円と書いてあった」という行き違いを防ぐためです。具体的な金額は、次に示す見積例の形でお伝えしています。
見積例: コーポレートサイト 5 ページで 336,000 円(税別)
実際にお出しした見積をもとにした、5 ページのコーポレートサイトの例です。一般的なデザイン・レイアウトで制作するプラン(当社の中では下位のプラン)で、ワイヤーフレーム・環境構築・投稿管理(CMS)・お問い合わせ機能を含みます。
| 項目 | 数量 | 金額(税別) |
|---|---|---|
| KPI 策定・現状分析 | 1 式 | 56,000 円 |
| ワイヤーフレーム制作 | 5 ページ | 50,000 円 |
| コンテンツ案策定 | 1 式 | 50,000 円 |
| コンテンツ制作 | 5 ページ | 50,000 円 |
| 画像選定 | 1 式 | 10,000 円 |
| 環境構築 | 1 式 | 50,000 円 |
| 投稿管理(CMS) | 1 式 | 50,000 円 |
| お問い合わせ機能 | 1 式 | 20,000 円 |
| 合計 | 336,000 円(税別) |
- 金額はすべて税別です
- 一般的なデザイン・レイアウトで制作するプランの例です。オリジナルデザインは別途お見積りとなります
- 実際の金額は要件により変動します。お見積りは無料です
この表で見ていただきたいのは金額そのものより、項目の並びです。最初の行が「KPI 策定・現状分析」で、デザインやコーディングはその後に続きます。目的と数値目標を決めてから設計に入る進め方を、見積の項目にもそのまま反映しています。制作の各工程で何をするか、お客様に何をご確認いただくかは、ホームページ制作サービスの「制作の流れ」にまとめています。この見積例は料金ページにも掲載しており、3 つのプランとの関係もそちらで確認できます。
金額が変わる 2 つの要因
見積例の 336,000 円は「原稿と写真がある程度揃っていて、機能はお問い合わせフォームのみ」という前提の金額です。ここから金額がどう動くかを、要因ごとに整理します。
| 要因 | 影響する工程 | 金額が下がる条件 | 金額が上がる条件 |
|---|---|---|---|
| 原稿の有無 | コンテンツ案策定・コンテンツ制作 | 会社概要・サービス説明・料金などの文章が資料として揃っている | 文章がなく、ヒアリングから書き起こす |
| 写真・ロゴの有無 | 画像選定 | ロゴデータと、店舗・オフィス・スタッフの写真がある | 写真がなく、素材の選定や撮影の手配が必要 |
| ページ数 | ワイヤーフレーム・コンテンツ制作 | 5 ページ前後に絞る | 10 ページ、20 ページと増える(ページ単位で設計と原稿が増える) |
| 機能 | 環境構築・実装 | お問い合わせフォームと投稿管理(CMS)のみ | 予約、会員、EC の決済、多言語、外部サービス連携などが加わる |
| デザイン | 設計と実装の間に工程が追加 | 一般的なデザイン・レイアウトで制作する | オリジナルデザインを制作する(別途お見積り) |
| サーバー・ドメイン | 環境構築 | 既存のサーバー・ドメインをそのまま使う | 新規に取得・契約し、移行や DNS の設定が加わる |
| 確認の体制 | 全工程(納期に影響) | 確認担当者が 1 名で、返答が早い | 複数名の承認が必要で、確認に時間がかかる |
表の上 2 行が「準備の有無」、その下が「開発量」に当たります。最後の「確認の体制」は金額よりも納期に影響する要因ですが、納期が延びると全体の工数も増えるため、ここに含めています。
準備の有無で変わる例
原稿がある場合とない場合。 会社概要、サービスの説明、料金、よくある質問といった文章が、パンフレットや提案書、以前のサイトなどの形で揃っていれば、コンテンツ制作の工程は「Web 向けに整える」作業になります。文章が何もない場合は、ヒアリングでお話を伺ったうえで、一から書き起こす作業が加わります。5 ページ分の原稿を一から起こすのと、既存の資料を整えるのとでは、必要な時間が大きく変わります。
写真がある場合とない場合。 ロゴのデータ(AI / SVG / PNG)と、店舗やオフィス、スタッフの写真があれば、画像選定は「整理して配置する」作業で済みます。写真がない場合は、ストック素材のご提案も可能です。撮影が必要な場合は、手配や撮影の費用が別途かかります。
ドメインとサーバー。 お持ちのドメインとサーバーをそのまま使う場合は、管理画面の情報をお預かりして環境構築に進みます(お預かりする範囲は事前に取り決めます)。新規に取得する場合は、ドメインの取得についてもご相談いただけます。なお、サーバーとドメインの利用料は制作費とは別の実費となります。
担当者。 工程ごとにご確認いただく方を 1 名決めておくと、進行が滞りません。複数名で確認する場合は、あらかじめ意見を取りまとめる方を決めていただくようお願いしています。
ご依頼前に何を準備すればよいかは、制作の流れの「ご依頼前にご準備いただくもの」にも一覧を掲載しています。
開発量で変わる例
ページ数。 ワイヤーフレーム制作とコンテンツ制作はページ単位で作業が発生します。見積例では 5 ページですが、事業内容が多く 10 ページ、20 ページと増えれば、その分の設計と原稿作成の作業が増えます。ただし、ページ数は多ければよいわけではありません。目的(問い合わせを増やす、採用に応募してもらうなど)に対して必要なページだけに絞るのが、費用を抑える一番の方法です。当社が最初に KPI 策定・現状分析の工程を置いているのも、必要なページを見極める作業をこの段階で行うためです。
機能。 見積例に含まれる機能は、お問い合わせフォームと、お知らせ・ブログをご自身で更新できる投稿管理(CMS)です。ここに次のような機能が加わると、実装工数が増えます。
- Web 予約(美容室・サロン・クリニックなど)
- 会員ログイン、マイページ
- EC の商品管理・決済・在庫連携
- 多言語対応
- 外部サービスとの連携(予約システム、SNS、地図、決済代行など)
機能は「あると便利」を基準に選ぶと際限なく増えてしまいます。公開時点で本当に必要な機能だけに絞り、運用を始めてから追加する方が、初期費用を抑えられます。使われない機能に無駄な費用を払う心配もありません。
オリジナルデザイン。 見積例は一般的なデザイン・レイアウトで制作するプランです。ブランドイメージに合わせたオリジナルデザインをご希望の場合は、ワイヤーフレームと環境構築の間にデザイン制作の工程が入り、別途お見積りとなります。なお「一般的なレイアウト」であっても、ロゴ・写真・配色はお客様独自のものを使用するため、既製品のように見えるわけではありません。
費用を抑えるなら、この順番で考える
見積例と変動要因を踏まえると、費用を抑える方法は「安い会社を探す」ことではなく、発注側の準備と要件の絞り込みに集約されます。当社がおすすめしている検討手順は次のとおりです。
- 目的を 1 つに絞る。 問い合わせを増やしたいのか、採用に応募してもらいたいのか、既存のお客様に情報を届けたいのか。目的が決まると必要なページと機能が定まり、不要なものを削れます
- 手元にある素材を集める。 会社案内、パンフレット、以前のサイトの文章、名刺、ロゴデータ、写真など、揃っているものをそのまま共有していただければ、コンテンツ制作と画像選定の工数を減らせます
- 公開時点で必要な機能だけにする。 予約や会員機能などは、運用が始まってから追加した方が、実際の利用状況に合わせて過不足なく設計できます
- 確認する人を決めておく。 工程ごとの確認が滞りなく進めば納期が延びず、余計な調整工数も発生しません
この 4 つを整えてからご相談いただくと、見積の段階で金額の見当が付きやすくなり、着手後の追加費用も防げます。
納期の目安と費用の関係
一般的な企業サイト(5〜10 ページ)の場合、納期は 1〜2 ヶ月が目安です。この期間は、制作側の作業時間だけでなく、各工程でお客様にご確認いただく回数や、お返事までの日数に大きく左右されます。
- 短くなる要素: 原稿・写真が最初から揃っている、確認担当者が 1 名に決まっている、一般的なレイアウトで制作する
- 長くなる要素: 原稿を一から書き起こす、複数名の承認が必要、オリジナルデザインや独自機能を追加する
準備が整っている場合は、納期の短縮も相談可能です。公開日が決まっている場合は、逆算したスケジュールをご提案します。
納期と費用は別の指標ですが、「準備が整っている」という同じ条件でどちらも抑えられます。準備に時間をかけることが、結果として費用も納期も抑える近道です。
契約・お支払い・保守の条件
初期費用のほかに、契約条件や公開後の費用もあらかじめ把握しておくと、比較検討がスムーズになります。当社の条件は次のとおりです。
お支払い。 制作期間が 3 ヶ月以内の案件は、納品時に一括でお支払いいただきます。3 ヶ月を超える案件は着手金をいただき、残金は納品時にお支払いいただきます。金額はすべて税別です。
保守(最低限プラン)。 サーバー管理の代行と、WordPress およびプラグインのセキュリティアップデートを行います。内容の更新作業(文章の差し替え、ページの追加など)はこのプランに含まれず、都度お見積りとなります。
保守(上位プラン)。 更新作業の代行、死活監視、バックアップ、アクセス解析レポートなどを組み合わせたプランを、ご要望に応じてご提案します。
公開後にご自身でできること。 WordPress で構築するため、お知らせやブログの投稿、文章や写真の差し替えはご自身で行えます。レイアウトの変更やページの追加、フォーム項目の変更などはご依頼ください。どこまで管理画面で対応できるかは、ホームページ制作サービスの「公開後にご自身でできること」の表で確認できます。
保守を含めた条件の詳細は、契約・お支払い・保守の条件をご覧ください。
見積書を受け取ったら見るところ
制作会社から見積書を受け取った際、金額の合計だけを見て比較すると判断を誤ります。どの会社の見積書であっても、次の点を確認することをおすすめします。
- 工程が項目として分かれているか。 「ホームページ制作一式」の 1 行だけでは、何にいくらかかっているかが分かりません。設計・原稿・実装・公開の各工程が分かれていれば、どこを削れば費用を抑えられるかも相談できます
- 何が含まれ、何が含まれないか。 原稿の作成、写真の手配、サーバー・ドメインの費用、公開後の保守は、含まれる会社と含まれない会社があります。「含まれない」項目が後から加わると、最終的な支払額が変わります
- 修正の回数と範囲。 各工程で何回まで修正できるか、公開後の修正は有料か
- 納品物と権利。 デザインデータやソースコードの引き渡しがあるか、著作権の扱いはどうなっているか
- 保守の範囲と費用。 最低限の保守に何が含まれるか、更新作業は含まれるか、月額費用はいくらか
当社の見積書では、工程ごとの項目・数量・金額を明記し、含まれない作業(オリジナルデザイン、更新作業、サーバー・ドメインの実費など)を注記しています。前述の見積例もこの形式に基づいています。
相場について: 当社の基準と一般論は分けて考える
「千葉のホームページ制作の相場はいくらか」という問いに、一つの数字でお答えすることはできません。ページ数・機能・素材の準備状況・デザインの有無によって、同じ「5 ページ」でも金額が大きく変わるためです。制作会社によって、見積に含まれる工程も、原稿や写真の扱いも異なります。
そのため、この記事では他社の金額や一般的な相場帯を記載していません。提示できるのは当社の基準だけです。当社では、一般的なデザイン・レイアウトで制作する 5 ページのコーポレートサイトが 33 万円台から(見積例: 336,000 円・税別)で、ここからページ数・機能・デザインの要件に応じて変動します。
他社と比較する際は、合計金額だけで判断せず、「同じ条件(ページ数・機能・原稿の有無・デザインの有無)で、どの工程が含まれているか」を揃えて比べてみてください。この記事の見積例を、比較の物差しとしてそのまま活用していただいて構いません。
よくある質問
Q. 5 ページより少ない、1 ページだけのサイトはもっと安くなりますか。
ページ数が減れば設計や原稿作成の作業は減りますが、KPI 策定・環境構築・CMS・お問い合わせ機能は 1 ページであっても必要です。金額はページ数に比例して下がるわけではありません。まずはサイトの目的をお聞かせください。
Q. 原稿を自分で書けば、その分安くなりますか。
はい。原稿が揃っていれば、コンテンツ制作は「Web 向けに整える」作業になり、工数を減らせます。ただし、検索されるキーワードや読者の疑問に沿った構成を組み立てる「コンテンツ案策定」の工程は必要となります。
Q. 見積の金額は、途中で変わることがありますか。
ページ数や機能の追加があれば変わります。その場合は、追加分を項目として記載した見積書を改めてご提示します。見積の範囲を超える作業が発生しそうな場合は、必ず着手前にお知らせします。
Q. 制作費のほかに毎月かかる費用はありますか。
サーバーとドメインの利用料(契約先へ直接お支払い)と、保守をご契約いただく場合の保守費用です。保守は最低限プラン(サーバー管理代行 + セキュリティアップデート)から選択できます。
Q. 千葉県外からでも同じ条件で依頼できますか。
はい。オンラインのお打ち合わせで同様に工程を進められます。千葉県内のお客様であれば、対面でのお打ち合わせも可能です。
まとめ
- ホームページ制作の費用は工数で決まり、工数は「準備の有無」と「開発量」の 2 軸で決まる
- 当社の見積例は、一般的なレイアウトの 5 ページで 336,000 円(税別)。項目は KPI 策定から始まり、見積の 1 行が制作の 1 工程に対応している
- 費用と納期を抑える一番の方法は、原稿・写真・確認体制の準備を整えること
- 見積書は合計金額だけでなく、工程・含まれる範囲・修正条件・権利・保守内容で比べる
- 相場は一つの数字では表せない。当社の基準は 33 万円台から
ご自身の案件がどのくらいの規模になりそうか知りたい方は、サイトの目的と、原稿や写真の準備状況をお知らせください。お問い合わせフォームからご連絡いただければ、無料でお見積りを作成します。制作の進め方全体については、千葉のホームページ制作サービスのページにまとめています。


